ゆうぼー
大人ならではの楽しみ方が生まれつつあります
あなたが最後に「ブロック」で遊んだのはいつですか?
記憶を辿ってみると、僕は小学校の中学年だった気がします。
僕は今回、10年以上もの歳月を越えて「ブロック」を再び手にしました。
当時と楽しみ方は違えど、ほぼ遜色ないワクワクを感じることができました。
この記事では、あなたをブロックの世界に呼び戻すため
「大人向けのレゴブロック」をご紹介していきます。
CONTENTS
LEGO ART(レゴアート)とは
8月1日に発売を開始したレゴの新ラインです。
3000ピース前後のレゴを組み合わせることで
テーマに応じた肖像画を作ることができるというもの。
画の部分はもちろん、額縁まで全てブロックで組み上げます。
参考 情熱をアートに変える。レゴアートレゴ公式サイトラインナップは4テーマ
作れるパターンは全16種
現在、4テーマ(セット)が発売されています。
- アンディーウォーホル:マリリンモンロー
- ビートルズ
- マーベルスタジオ:アイアンマン
- スターウォーズ:シス
この中から1セットを購入することで
3~4パターンの作品から一つ作ることができます。
スターウォーズのセットを例にすると
- ダース・ベーダー
- ダース・モール
- カイロ・レン
この中から1作品を作ることができるというわけです。
つまり、全ての作品を同時に揃えたい場合は
3セット分購入する必要が出てきます。
更に、スターウォーズとアイアンマンに関しては
3セット分で一つの作品を作ることも可能です。
1セット分は約40cm×40cmの正方形というサイズ感。
それが3セットとなると最大約120cmの長さになります。
そろそろ気になるのは1セットの価格でしょうか。
購入先によって変動があるため参考程度ですが
アイアンマンは30,000円前後
アイアンマン以外は16,000~18,000円前後です。
※記事執筆時点の価格
ゆうぼー
最低でも6セット必要になってきますね…
大人向けの理由は
「LEGOの組み立てが目的ではなくなった」
このLEGO Artラインは完全に大人向けのプロダクト
公式でも謳っていますが、対象年齢は18歳以上。
これまでの子供向けカテゴリーとは一線を画しています。
「大人向け」の意味は単純な難易度というわけではありません。
- 最終的に組み上がるのは1枚のモザイクアート
- 完成後のギミックは存在しない
- 1段以上の積み上げがない単純作業
- ピースの形は1種類のみ
- etc…
膨大なピースをガイドに沿って同じ動作で組み上げていく。
つまり、頭を使う部分が限界まで削ぎ落とされているということ。
休憩・集中・アイデア出し・考え事などの目的が別にある上で
「◯◯したいからLEGOを組み立てたい」
という発想です。
子ども達が単純に考える
「LEGOで遊びたい」
という目的とは180度異なります。
ゆうぼー
あくまで、僕個人の感想ですけどね
組み立て前から伝わるプロダクトの質
ここからはLEGO ARTの中身についてお話ししていきます。
ちなみに、僕はビートルズのセットを選びました。
(記事を書くにあたり、2セット目を購入。笑)
LEGOとは思えない
雰囲気のあるレイアウト
パッケージを開けるとこのような配置に。
ビートルズのCDを思わせるような説明書
アートの素材となる膨大なピース
小窓から顔を出すレゴの土台
組み立て時のお供となる音声のQRコード
これはワクワクせざるを得ません。
内容物の全てはこんな感じになっています。
- 9枚に分割された土台パーツ
- 130ページを超える説明書
- 同形で色の異なる15種のピース
- 額縁用パーツと分解用のツール
こうして見ると、説明書以外は全てLEGOのパーツです。
額縁までLEGOで組み上げるため、余計なものは一切無いといった感じ。
説明書にもひと工夫
フリーペーパーさながら
組み立ての際のガイドとなるページはいたってシンプル。
ピースに対応した数字が正方形の土台に書かれています。
一枚の画は9個の土台に分かれているため、9ページ分で完成。
実はこの説明書ですが、ビートルズの場合は前半10ページに
アルバム年表やメンバーの写真などの読み物要素もありました。
ちょっとしたフリーペーパーを覗く感覚。
ゆうぼー
組み立て中はどこか心地よさを感じる
開封して早速、組み立て始めました。
作るときの机の上はこんな感じ
缶ジュース(CHILLOUT)の空き箱が2つあったので
ピースをしまう収納ケースとして使っています。
CHILLOUTは過去記事でもお話ししているので
気になった方は休憩ついでにどうぞ。

せっかくなのでビートルズの楽曲を流しつつ
番号の若いピースから順番に土台に取り付けていきました。
完成にかかる時間は4時間ほど
一つの絵を完成させるためには
9枚に分割された正方形の土台にピースを組む必要があります。
土台1枚分は16 × 16の計256ピース。
時間を測ってみると17分12秒かかりました。
組み立てに慣れてから測ったので最初はもう少しかかります。
1枚あたり、目安は25分前後でしょうか。
そうなると、25分 × 9枚なので
全体の作成時間は4時間ほどになります。
集中・リラックスにオススメ
脳に余白ができるちょうど良い動作
実際に組み立てて気づいたのですが…
無心でピースを取り付けているときもあれば
全く関係の無いことを考えていることもありました。
同じ形のピースを同じ動作でひたすら取り付けていきますが
「最低限の動作で最低限の脳を動かしている感じ」でした。
ゆうぼー
何を考えるのか気になりますね。
LEGO ARTを楽しむためのポイント
実際に1作品を完成させてみて思ったことを
楽しむポイントとしてまとめておきます。
組み立て前の準備が大事
細かい作業が苦手な方もそうでない方も
小さいピースを扱うので、ちょっとしたストレスがあるかもしれません。
ピースの袋に番号を書き、番号順に並べておきましょう。
そして、袋は小さな口になるように開けるのがオススメです。
僕は右上を斜めに切りました。
このやり方はあくまで一例です。
ぜひ自分好みに工夫してみてほしいですね。
1日で完成させず、ゆっくりと
完成品を早く手に入れたいという方もいるかもしれません。
そういった方にはこのLEGOは少し向いていないかも。
始めのほうでもお話ししましたが、僕がこのプロダクトに思うのは
「LEGOで遊びたい」ではなく
「LEGOいじりながら◯◯しよう」が目的ということ。
一日のちょっとした時間に少しずつ進めていくのがオススメです。
僕は1日1枚ペース、9日間かけて作りました。
ゆうぼー
おわりに
今回は8月から販売開始された
大人向けLEGOライン「LEGO Art」についてお話ししてきました。
ちなみに、最初にジョン・レノンを作成しましたが
追加で買ってしまい、今はポール・マッカートニー作成中です。
ピクセルアートができる方なら、自分の好きな画を表現できそうです。
アプリで写真をドット絵っぽくできれば意外と簡単かもしれません。
LEGOという遊び心がありつつも
作品としても魅力を感じられるプロダクトです。
ぜひ、チェックしてみてください。