とあるインディーズバンドのVJを担当してみました。


僕は主にブログRadioTalk(音声配信)の2足のわらじで自身の表現をしています。
ただ、本職は別。あくまで趣味の範囲での話です。

そして最近、その2足のわらじに加えて新たな表現の機会が巡ってきました。
今回はそのお話をしていきます。

VJ制作の機会を得た

遠回しに話してしまう前に、さくっと結論から。
とあるインディーズロックバンドの映像のお手伝いをしました。

きっかけは
バンドメンバーの友人からの誘い

普段から仲良くしている友人がいます。
彼はロックバンドとして日々音楽に向かう。
そんな人です。

ある日、彼から一本の連絡が。

「某ウイルスで物理的なライブがキャンセル続きになった」
「それもあって、配信形式のライブをやる」
「やるからには見慣れたライブにはしたくない」

つまり、配信ライブの映像にVJを取り入れたい。
というものでした。

先に触れたように僕はブログ音声配信しかしていません。

RadioTalkにて音声配信を始めました

文章と声での表現は継続中だけど、映像は未開の地。
ましてやVJという言葉もその時初めて耳にしたわけです。

初めて知った
VJという言葉

VJという言葉、あなたは知っていますか?

日常で触れることがほぼ無いキーワードかと思います。
かくいう僕も少し前までは脳内に浮かぶことのないワードでした。

VJはVideo JockeyVisual Jockeyの略語です。

クラブやコンサートなどでフロア正面のDJブース後ろにあるスクリーンに流れる映像を演出する人です。そのフロアの雰囲気に合わせ、準備された映像を操作したり、即興で映像演出を行ったりします。

はたらくビビビット VJって何?

バンドで置き換えると、演奏中の背景に投影する映像を作成し、タイミングによって操作していく。といったところ。

その行為自体はこれまでに何度も目にしてはきたものの、これがVJであるということは初見も初見でした。

VJは認識した。僕にできるのか

VJが何なのか、最低限の理解はしたつもり。
ただ、理解 ≠ できるは明らかな事実。

頼まれてできる
そんなスキルは無かった

これまで足を踏み入れてこなかった映像の世界。

パッと思いつくツールもほぼ使ったことがない。
(イラストレーター・AfterEffects・etc…)

いくら友人の頼みと言えど
「できないものはできない」のが現実。

そう思っていました。

24歳にもなると
NOと言うのは何よりも簡単なことは知っています。

「自分にできることは何だっけ…」
真っ先にNOと言う前に考えてみる。

僕の仕事はエンジニア。
プログラムで表現できるならなんとかなるかも。

過去の記憶が味方した
Processingという選択

プログラミング × 映像というキーワードから
大学時代の授業で耳にしたとある記憶が蘇る。

千と千尋の神隠しでお馴染みの釜爺。
彼の背後にそびえ立つ薬棚の奥底に眠るような
うっすらとした記憶。

学生時代、話半分で聞いていた授業。
その中に数年の時を経て、アクションに繋がるきっかけが潜んでいたことは、当時の僕は知る由もありませんでした。

「ちゃんと話を聞いていればよかった」
と、ありきたりな後悔の念を僅かに持ちつつ
キーワードだけでも覚えていた自分に安堵すら覚えた。

その正体はProcessingでした。

Processingとは

電子アートとビジュアルデザインのためのプログラミング言語。

Wikipedia Processing

定められた文法を組み合わせてプログラミングをする事で、映像という形でデザインを表現できるというもの。クリエイティブ・コーディングと呼ばれたりもしているそう。

約2年間の社会人生活で多少なりとも培っていたエンジニアとしての知識。現在の持ち合わせでどの程度の完成度になるかは未知数。

映像という形にできたとしても
GOサインをもらうどころかボツになる可能性も。

考えたらキリが無いことは分かっていました。
が、僕の中で様々な思考を巡らせた結果、とりあえずやってみることに。

連日連夜の試行錯誤を経て形に

「手持ちの能力でやれるだけやってみますか」
不安混じりの啖呵を切り、仕事終わりの時間を使って映像作成に着手していきました。

難易度は高くない
Processing

Processingを使った映像制作は思ったほどハードルは高くありませんでした。

仕事柄、エンジニア的な知識は未経験の方より多少ありますが、その点を差し置いてもかなり手をつけやすい印象。

後から知りましたが、Processingはプログラミング初心者の方にもオススメできるほど、難しい知識を必要とせず、ある程度感覚的に作成できるモノでした。

書籍も出ており、クリエイティブコーディングが気になる方には一度ぜひチェックしてみて欲しい。

そんなこんなで、覚えたての基礎を組み合わせたり、アレンジしたり。最初は曲やライブ進行に合わせた素材の叩き台を作成していく作業でした。

繰り返しの連続
意識を擦り合わせる作業

「3歩進んで2歩下がる」
「3歩進んで4歩下がる」

その繰り返しで成果物を新たに用意したり
手直しを加えたり。

曲に込められた想いや印象などの形容詞的な要素を少しずつ視覚的に変換する。

とはいえ僕は素人。
能力的にできる範囲内で試行錯誤を加えることで精一杯だったのが正直なところ。

余計な期待をさせないように
できないことはできないとキッパリ。

一つだけ言うならば、手は抜いていません。

不特定多数に見られるモノであり
数少ない友人からの依頼であり
何より、無知ながらに音楽は好きだからです。

おわりに

ここまで読んでいただいたあなたには感謝しかありません。
ありがとうございます。

僕が制作のお手伝いをさせていただいたVJ
Yorimichiというインディーズバンドの無観客配信LIVE(2021/3/19)にて使っていただきました。

配信LIVEは無事に終了し、幕を閉じました。

LIVEを観ることが出来なかった方も
Youtubeにはトレーラー映像等が残っていますので、雰囲気だけでも味わっていただけると嬉しいです。

参考 YorimichiTwitter

インディーズバンドの有料配信ライブ。

正直、決して敷居が低いとは言えません。
とはいえ、音楽を作るという意味ではアーティストに違いはないはず。

どのバンドも通るであろう下積みという時間軸。
たまには目を向けて見ても良いのかもしれません。

ちなみに、各種音楽配信サービスでは最新アルバムの楽曲が配信されています。
好き嫌いが感覚的に分かれるかと思いますが、百聞は一見に如かず。

 

この記事を読んでいただいたあなたが少しでも興味を持っていただけたら嬉しく思います。