キャンプ道具を家具として使うことは合理的だった


ミニマリストという言葉を聞いて皆さんはどのようなイメージが浮かびますか?

これでもかというくらいに家具や衣類を排除
部屋も身の丈にあった大きさで「the 必要最低限」といったところでしょうか。

僕自身はそこまで極端ではないですが
少なからずミニマリズムの影響を受けています。

今回はそんな僕の家具に対する意識の変化を綴っていきます。

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ミニマリズムに影響を受けた人間が部屋に求めること

冒頭でも触れましたが、僕は多少なりともミニマリズムに影響を受けた人間です。

ミニマリストになった話。前編

自身をミニマリストと称せるかは怪しいですが…
特に意識をしていない方よりはミニマルなのではないかと思う。
そんな境目にいます。

そんな人間が部屋に求めることを改めて考えてみる。

  1. 収納系はなるべく増やさず、部屋のデフォルトの収納力でやりくりする 
  2. スペースを必要とする娯楽系家電をなるべく持たない 
  3. 買い替えサイクルの頻度を減らすため、丈夫で良質なプロダクトを積極的に採用する 
  4. 引っ越しの未来があることを前提に 持ち運びやすく、手放しやすいプロダクトを意識する

このように、部屋に対して様々な欲求が存在していました。

これら全てを満たすことは難しいと思いつつ
何かいい方法が無いかと考えてみたところ、とある一つの解に辿り着きました。

キャンプギアを家具に採用するという選択

簡潔に言うと
キャンプ道具を普段の日常の家具に取り入れる
ということ。

なぜその選択に至ったのか、順を追って説明していきます。

きっかけは
部屋にテントを立ててみたこと

キャンプギアを家具に取り入れる最大の要因となった出来事。
それは「部屋にテントを立ててみたこと」です。

職業柄、在宅でのリモートワークの機会が多い自身にとって
自宅の空間での仕事とプライベートのON/OFFの切り替えにはひと工夫が必要です。

過去にも様々な工夫を凝らしてきたつもりですが
時間の経過とともに「刺激」「慣れ」へと変化します。

そんな工夫の一つとして今回は
視覚的に分かりやすいプライベート空間を設けてみよう。
という魂胆です。

手に取ったテントは
家具としての親和性が高かった

僕が実際に手に取ったテントは
DODが手がけるフカヅメカンガルーテント(SS)というもの。
キャンプに興味がある方は一度は聞いたことのある人気ブランドです。

参考 FUKADUME KANGAROO TENT(SS)DOD

いきなりですが僕は最後にキャンプをした日を覚えていません。
はるか昔だという記憶のみが残っています。
つまり、キャンプギアの知識が皆無で自身で購入したこともありません。

そんな自分ですが、このテントにたどり着くまでのテント選びの際に
ちょっとした躓きポイントがありました。

躓いたポイントは「テントを張るペグ(釘)の存在」です。

ペグはテントをピンと貼る際に地面に打つ釘のこと。
当たり前ですが、テントは外で使うものであり、ターゲットとなる地面は土。

勘のいい方は既にお気づきかもしれません。
僕の部屋の床は土ではなくフローリング。
ペグを打てません

多くのテントがペグを地面に打つことで完成を迎えるため
テントを屋内で使う条件として「ペグを打たずともテントとして成形、自立する」
この要素が必須だということにテント選びの途中で気づきました。

この条件で探し求めた結果フカヅメカンガルーテントに辿り着きました。
(ペグ付属ですが、ペグなし自立可)

実際に(自宅で)設営したところ、丈夫で軽量なのはもちろん
ペグなしでもテントとしてのシルエットが維持され
予想以上に部屋との親和性が高いプロダクトという印象を受けました。

落ち着いて考えてみたキャンプギアの魅力

部屋にテントを立ててみる。
そんな行為を経て、分かりやすいプライベート空間が出来上がりました。

部屋にテントを立ててみる。
ただそれだけの事だったのですが
個人的には“それだけ”以上の気づきが得られました。

キャンプギアが家具としても問題なく機能する理由に
キャンプ道具というジャンルに属するアイテムが持つ魅力がありました。

そしてもう一つ。
キャンプギアの持つ特徴が家具に求められる要素と限りなく近い距離にあるということ。

僕はそう感じました。
というわけで、改めてキャンプギアの魅力・特徴を整理します。

アウトドア利用に求められる
堅牢性

まずはキャンプギアの印象として一番強い部分から。

これまでに数多のキャンプギアが市場に出回っていますが、どれにも共通して言えること。
それは「大した衝撃では破損しない堅牢性」です。

屋外での厳しい気象条件に耐えうるように作られたキャンプギアはかなり丈夫。
ましてやそれを屋内で使おうという話なので、日常生活で発生する負荷には高確率で耐えることが可能です。

モノを大事に使うことと、壊さないように敏感に扱うことは似て非なる行動だと思っているため
この堅牢性を日常に持ってくることにかなりの安心感が生まれます。

持ち運び前提の設計がもたらす
軽量さ

お次は「重量」について。

キャンプギアは屋外で使用が想定されているため
コンパクトな変形機構を兼ね備えていることが多く、持ち運びやすい設計がなされています。

結果、そのアイテムに軽量さも求められるため
日常の家具と比較して軽量なモノが多く存在します。

「軽量な家具」を取り入れることで掃除がラクになったり、模様替えをしやすくなったり、季節物の交換が簡単になるはずです。

手放しやすく
求めやすい

最後に、家具を手放す際のことを考えてみます。

キャンプギアを家具として利用していた場合、某フリマアプリ等での売却が高確率で可能です。

  • キャンプギアブランドとしての価値が分かりやすい
  • 屋外での利用が少ないだけで中古でも良品として扱うことができる
  • コロナ渦によるキャンプ人気は一定数あり、キャンプギアのニーズは高い

 

一方、使い込まれた一般的な家具を手放す場合は
何らかの価値があるプロダクトでない限り売却は困難です。

他人に譲ったり、粗大ごみとして手放すことも可能ですが、かかる労力は少なくありません

逆も然りで、自身が買い取る場合にもキャンプギアは求めやすい印象です。
一般的な家具とキャンプギアの持つ「中古品」のイメージを考えると購入ハードルはぐっと下がるはずです。

おわりに

今回は
ミニマリズムに影響を受けた人間が、キャンプギアを家具として採用してみた
という話をしてきました。

この記事があなたの琴線にどれだけ触れたかは分かりませんが
キャンプギアを家具に採用することがより現実的な手段となれば幸いです。

ただ、今回の話題はあくまで手段の一つです。
一般的な家具の中でも機能的なものや高品質なものなど
魅力的なプロダクトが存在していることを理解した上でお話ししたつもりです。

自身を取り巻く家具にどのような要素を求めるのか。
特に正解はなく、自分が心から納得していればそれで十分とも思います。

あくまで「こういう考え方もあるのか」程度でフランクに捉えてもらえればと思います。