今回はブロガーさん向けの記事です。
ブロガーの「記事を書く」という行為。
中でも欠かせない「下書き」段階。
ブロガーによってスタイルは様々ですよね?
頭で考える方、メモに書き起こす方…
今回は僕の「スタイル」でもある
「Markdown(マークダウン)を使った下書き」をご紹介。
効率と質を最大限に引き出すためのアイデアをシェアします。
CONTENTS
ブロガーは色々な事に気をとられている
ぜひ、自分に問いかけてください。
「記事を考える時、内容にどれだけステータスを振れているのか」
僕は「おそらく50%も振れていない」かなと。
気づけば記事の中身よりも
- 文字のフォント・色・装飾
- イイ感じのフリー素材
- 自作のアイキャッチ画像
意識がいっていませんか?
きっとそれらも重要、大事でしょうね。
ただ、「記事を書く」本質ではありません。
「記事を書く準備段階」=「下書き段階」では
何を一番伝えたい。
どう伝えたいのか。
そこにステータスを可能な限り全振りする必要があります。
「Markdown」で雑念を排除して記事の質を上げてみませんか?
Markdown(マークダウン)とは?
Markdown(マークダウン)は、文章の書き方です。
デジタル文書を活用する方法として考案されました。特徴は、
- 手軽に文章構造を明示できること
- 簡単で、覚えやすいこと
- 読み書きに特別なアプリを必要としないこと
- それでいて、対応アプリを使えば快適に読み書きできること
などです。Markdownはジョン・グルーバー(John Gruber)によって2004年に開発され
最初は Daring Fireball: Markdown で公開されました。
その後、多くの開発者の手を経ながら発展してきました。(日本語Markdownユーザー会より)
いきなり引用してしまいました。
結論、Markdownとはそういうものです。
「装飾は最低限にかつ、まとまりのある文章を効率よく簡単に書くための方法」
画像ファイルには .jpeg .pdf .pngなどの拡張子がありますが
Markdownで書かれたファイルは .md という拡張子がついていますね。
Markdown(マークダウン)記法
Markdownとは
「装飾は最低限にかつ、まとめりのある文章を効率よく簡単に書くための方法」
と言いました。
これを実現するため、Markdown記法という
「文章を書くためのルール」があります。
ここでは代表的な例をいくつか挙げます
- 段落は空行で、一行開ける
- 強調したい部分を
**
で囲む - 箇条書きは行頭に
-
- リンクは
[]
でリンクしたい文字を囲って、その直後の()
の中にURLを書く
他にも様々なルール(記法)が用意されています。
最初は慣れないかもしれませんが、慣れたらもう離れられないかも。
愛用しているMarkdown向けエディタ
Markdownを書く際は「エディタ」を使いましょう。
「エディタ」はテキストファイル等を編集する際に使うツール。
エディタにも様々な種類・特徴・機能があります。
Markdown専用もあれば、様々なファイルに対応したものもあります。
細かく説明はしません。
(気になる方は調べてみてください)
ここでは、僕がオススメするエディタを一つだけご紹介。
エディタに馴染みのない方はこれを使えば間違いないかと。
そのエディタは「Visual Studio Code(VSCode)」
Microsoft社が提供している無料のテキストエディタです。
- 無料
- 動作が軽快で快適
- 用途に合わせたカスタマイズ(拡張機能)が可能
などの特徴があります。(ざっくり)
エディタを使って記事の下書きを書く
では、実際にVSCodeを使って
Markdownで下書きを書いてみましょう。
まずはセットアップから。
VSCodeをインストール・起動する
コチラからお使いのPCに合ったものをインストールしましょう。
つまづいたら調べて解決してみてください。
Markdown用のパッケージ(拡張機能)を追加する
Macをお使いの場合(Windowsの方ゴメンナサイ)
Shift + Command + Xで拡張機能用のサイドメニューが開きます。
そこの検索欄から以下のパッケージを調べて「Install」押してください。
- Japanese Language Pack for Visual Studio Code
- VSCodeの日本語化。必要に応じて。
- Markdown All in One
- Markdown向け機能の詰め合わせ
- ショートカット、入力支援、目次出力など
- markdownlint
- 構文チェック機能を追加
- Markdown Preview Enhanced
- 数式・図表などをライブプレビューしながら書けます
- 最初は使わない。入れて損はしない。
これであなたのエディタがMarkdown仕様になりました。
Markdown用ファイル(.md)を作成する
下書き用紙となるMarkdownファイルを作成してみましょう。
VSCodeを開いている状態でCommand + Nを押します。
すると、Untitled-1というタブが上部に表示されます。
これで用紙ができました、メモ帳のように入力できますよね?
が、その前にもう一つだけ大事な準備をします。
「このファイルはMarkdownで書くよ」と設定しましょう。
右下の「プレーンテキスト」をクリック。
「言語モードの選択」の部分に「Markdown」と入力しEnter
これでMarkdown記法を読み取ってくれます。
時は満ちた。書き始めよう。
「あとはお好きに書いてみて」と言いたいところ。
が、もう少し説明します。
以下の文章を入力しましょう。
Markdown記法のキホンのセットです。
コピペは敵。自分の手で書いてください。
このくらい書けないようではブロガー失格。
書けましたね?
ではその文章をプレビューしてみましょう。
F1キーを押すと上部に入力欄が出てきます。
「> Open Preview」と入力し、Enter
プレビューという新しいタブと共にMarkdownが整形されます。
シンプルで美しい、そう思いませんか?
プレビューのタブを右端にドラッグしましょう。
あなたの書く文章がリアルタイムでプレビューされます。
ここまでお付き合いしていただいた方はどう感じているでしょう。
面倒くさいと思いますか?
効率的だと思いますか?
僕は後者だったので皆さんにお伝えしています。
大事なのは内容に時間を使うこと
ぜひ、自分に問いかけてください。
「記事を考える時、内容にどれだけステータスを振れているのか」
Markdown、エディタなんて無理に使わなくていいんです。
あくまで道具・手段でしかありません。
この記事を読んだあなたが
自分の記事を書く際に内容以外に気を取られ過ぎないよう
伝えたい事に集中できるきっかけになればと思います。